watashi

わたしのこと

田口ランディ

私の愛した男について

「私の愛した男について」

 

森へ還る人が良かった。

そして子供の時のように私の頭をなでて「ありがとう」と言った。

ここで、主人公の気持ちと読者の気持ちが重なり、一気にラストへ向かう。

短いのに、もっと何倍も読んだような、そんな気がする話だった。

もっと色々読んでみたいな、田口ランディ